こんにちは (^^)/
お盆休みに大阪の道具屋筋に行って商売道具を見て回りました。
最近は外国人観光客の観光コースにもなっているようで違った形で賑わってます。
今までは専門的な道具は道具屋まで行かないと買うことが出来なかったけど
数年前からはネットを利用して日本各地から簡単に安く買えるように。
便利になったものです。 駐車料金も時間もかからずに買える時代に感謝デス。
さて、寿司屋に欠かせない道具のひとつが庖丁です。
買う時は値段が高いけれど何年も使えるので考えれば安いものかも知れません。
この小さ目の出刃庖丁は散々使った後、魚のアラ(骨)を叩く為の専用庖丁。
服でいうなら “ お下がり ” みたいなもの。
魚をおろす時の庖丁ではアラは叩きません、歯こぼれしてしまいますからね。
ところが・・・ 長年使っていると・・・

こうなってしまいました (>_<)

庖丁立てにサビ止めを入れているので庖丁の柄の部分は水に触れている状態。
柄の部分は木製なので腐食してしまうんですねぇ。。。
そこで寿司屋から鍛冶職人に早変わりです。(何でもせなあきまへんねん)
庖丁の寸法に合わせて柄だけを購入。 柄だけなら安価デス。

熱するというか焼くというか、庖丁の柄に入る部分を火にかけます。
因みに強火の青い炎で熱しているのに画像では炎は映らない?
火は見えないけど目一杯、炎は出てます。 このままズゥ~~っと放置。

オレンジ色になるまで火にかける。 この時期なので暑い、暑い!
ここからが勝負!
熱伝導で刃の部分もメッチャ熱くなっているのでタオルで刃の部分をグルグル巻きに
して手で握って柄に差し込み、地べたでガンガンガンと打ち込みます。
一刻の猶予もないので当然ながら写真には撮れません ^_^;
打ち込んで刃が柄に入ったら即、水の中へ!
ジュゥ~という音と共に水の中に沈んで完了。

上手く出来ました \(^o^)/

以前、別の庖丁の時は少し斜めに打ち込んでしまい歪んだ状態になってしまった。
やり直しはきかないので上手く差し込むことが出来て良かったです~。
生まれ変わった出刃庖丁、これで数年使えますわ~ (^^)v
ご覧下さり有難うございました!
超零細企業は寿司は作る、看板は作る、庖丁は直す、と何でもせなあきまへん。
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