こんにちは~!
新年になってから早くも3分の1が過ぎてしまいました。
新しい年になり、皆さんもすっかり正月気分が抜けておられることでしょう。
新しい年がスタートしたばかりに恐縮なんですが・・・
当ブログの記事は・・・去年の大晦日にさかのぼりますよ~!
過ぎ行く時間に逆行するようですが、お付き合い下されば嬉しいです。
大晦日はお正月に頂く “ にらみ鯛 ” を毎年焼いてます。
コレを焼いてくれるのは親父で、この道65年!
ボクが中央市場から帰ってきた頃と同じ午前5時から焼き始めます。
鯛を焼く前にウロコを取り、エラやハラワタを取って掃除して塩で〆ておきます。
活け〆の鯛なので、そのまま焼いたら身が割れてしまうんですね。

一度に2枚づつしか焼けません。
安い “ にらみ鯛 ” は冷凍鯛を使っていたり、機械焼きだったりしますがウチでは
本当の手焼きなんですよ。 だから時間も手間もかかりますぅ~。
中央市場でもクリスマスが終われば焼きあがった鯛が並んでいますが・・・
一体、いつ焼いて正月まで何日経過するのだろう? と思ったりもします。
火の当たる場所によってコゲがついてくると、アルミ箔を乗せて焦げないように。
海水浴の時のサンオイルのような感じ? って、的を得た例えになってなーい (^^ゞ

焼き上がったら専用の籠にヒバを敷いて籠盛りにして冷ましておきますよー。
めでたい正月にヘナ~っとしたヨレヨレの鯛では縁起が悪いでしょ?
雄雄しく尾っぽがググゥ~とせり立った状態にしておかないとネ。

焼き上がった鯛には名札と縁起モノの福扇をつけて間違わないように。
といっても、どれも同じ大きさ、同じ焼き上がりなんですけどね (^^ゞ

そして~! コレは我が家の焼き鯛でーす。
我が家の分は皿盛りで。
一番、鯛の顔と容姿が悪いものを我が家用に・・・
お客さんのところはハンサムなイケメン鯛を届けますよ~ ^^

尾っぽには石を置いてダラ~っと下がらないように矯正中。
天に舞い上がるかのように、上向きにしておかないと良い1年になりませんから~。

短い期間だったけど、いよいよ嫁入りの時がやってきました。
名残惜しくも丁寧に包んでお別れの時です。
自作の説明文を添付しておきましょ♪
内容は『一番年長の方が最初にお箸を付けて召し上がって下さい』 という感じ。
当然ながらウチでは親父さんになります^^

ん? 待てよ・・・
これらの鯛はイケメンの鯛だったはず?
ということは、嫁入りに出すのではなく婿入りになる? ま、どっちでもいいか (^^ゞ
無事に午前中に届けて大晦日の仕事が一つ完了です (^_^)v
それにしても、この “ にらみ鯛 ”。 誰が考えたのか、いつから始まったのか?
お正月に歌舞伎役者の “ にらみ ” のように、皆で鯛を囲んで睨んで睨んで・・・
これでもかぁ~! というぐらい睨んでから頂くというレトロな風習ですね。
次回は・・・またまた時間に逆行する元旦の様子を記事にしまーす。
おいおい、今更ながら元旦の記事かい! と言わないでね~ (^^ゞ
ご覧下さり有難うございました!
年末年始を頑張ったのでクリック、プリ~ズ! \(^o^)/

応援クリック、おおきに! そのワンクリックが励みになります~!
訪問して頂き有難う御座います。
FC2ブログ以外の方はクリックして足跡を残して下さいね ♪